ご挨拶

「環太平洋時代・海洋時代は必ず来ます!」

sato― 確実に到来しつつある環太平洋時代 ―

海は人類のふるさと

21世紀は水の世紀、海洋の世紀と言われますが、今日の世界情勢をみる時「環太平洋時代の到来」を疑う人はいないでしょう。
時代は明確に、欧米圏を中心とする太西洋文明時代から南・北米-アジア圏を中心とする環太平洋文明時代に向かって動き出しています。地球の表面の三分の二は水で覆われ、地球星は水の惑星とよばれています。地球儀を手にとってみると、実に環太平洋が地球の半分を占めていることに驚きをもって気付きます。壮大な環太平洋を巡る黒潮は世界の五大洋を回す原動力になっており、陸上の全ての生命が海の影響のもとで生存していることを考えるとき、地球の原動力はまさに環太平洋であるといっても過言ではありません。

環太平洋時代の到来―これは人類が海の持つ本然の価値を再発見し全ての生命のふるさとである海に帰る契機でもあります。海は今日まで陸上で争奪戦を繰り返してきた文明を再生することが出来る天与の舞台です。海は無限の資源の宝庫であり、海という境界線のない国際舞台で人類が調和し協働すれば、未曾有の繁栄をもたらすことが予想できます。海は新しい平和時代の実現を可能にする希望を与えてくれます。そういう意味で環太平洋時代の到来は、平和世界実現への希望的な大転換期の到来と言えるでしょう。

日本と韓国を中心に開かれる環太平洋時代

環太平洋時代とは、アメリカや中国・ロシア等、太平洋を囲む国々が単に世界の経済圏を引っぱる時代を意味するものではありません。何故なら腐敗により興亡を繰り返した人類文明史が証明している様に、今日腐敗したキリスト教の象徴ともなっているアメリカや、形式化し時代的遺物と化した共産唯物思想を引きずっている中国やロシア等がこれからの環太平洋時代の文明を率いる中心軸に立つ事は到底あり得ないであろう事は自明の理と言えます。

これからの時代は、完全な自由が保障されながらも完全な自己統治能力をもつ人間が最高度に生産性の高い社会を建設する時代です。即ち「母なる海」である海洋の荒波の中で訓練された人々を基盤とする、平和思想と海洋力を完壁に身につけた国々が世界をリードする時代です。歴史上、精神文明は常に東洋から誕生しました。物質よりも精神を重んじる「東洋の精神文明」に裏付けられ発展してきた日本や韓国が、「海洋力」を完壁に身につけることによって、環太平洋・海洋時代の牽引者となる資格を持つ時代が来る事を意味します。

本質的には、環太平洋・海洋時代の到来とは、環太平洋諸国の中で、春夏秋冬のある温帯圏に属し、世界最高峰のヒマラヤ山脈を抱く大陸と大平洋に接する地勢に恵まれた日本・韓国が真の海洋国家となり、海洋文明を育て海洋先端技術を開拓することによって世界に貢献する時代の到来を意味する事になるでしょう。

海洋趣味生活時代の幕開け

現在、海運による物流量は世界的に順調に伸びており、近い将来現在の2倍にも膨らむと予測されパナマ運河をはじめ運河の拡大が計画され、コンテナ船の増産、バージの増産なども急ピッチで行われています。この事は、海路が物流の交通路として第一義的な重要性を持っていることを全人類的に認識させる時代の証左です。

また昨年度、国際海洋法に基づき、各国における200カイリ海域確定の為の最終的作業が出発致しました。そのことによって各国は200カイリ海域をその国の海域として保有する為、大陸棚を中心とする海域を有効に活用するための努力を惜しまない時代になりました。大陸棚にある無限の海洋資源こそが、まさに人類の食糧資源・(水素)エネルギー資源、鉱物資源等の本源であり本体なのです。

このことによって人々は急速に海洋の価値を認識し始め、どの様に海と共生し海を管理し活用できるのかを考えはじめています。200カイリ確定は正に人類史的な転機と言えます。 海洋資源の保全が人類の未来を決する死活的な問題であるということに人々は目覚め、海の重要性への認識を更に深めていくに違いありません。深刻化する環境問題解決の鍵も実は海洋の保全にあるのです。海洋汚染を阻止し海洋の環境保護に力をいれることにこそ、地球規模の環境浄化の本質があることを人々は認識し始めることでしょう。

文明史的観点からみれば200カイリ確定によって文明転換の契機が訪れています。海洋時代の到来は「海洋趣味生活時代の到来」と言い換えることが出来ます。人々は海洋での生活がより本質的な意味で私達にとって不可避的に重要であるという事を徐々に認識しはじめるに違いありません。

人々の生活は、陸上を中心として生活する時代・陸上文明時代から、200カイリ海域での趣味生活を中心とする海洋文明時代・海洋趣味生活時代へと転換されていくことでしょう。人々は海洋趣味生活が本来の人間形成とその営みにとって死活的に重要な事であることを認識するようになります。これは根本に帰るという人間の本性に基づく自然な行動に因るものなのです。

― 米国におけるボーティング産業の伸びと日本、韓国及びアジアの動向 ―

世界に先駆けた米国における海洋趣味生活時代の到来

現在、米国ではスーパーマーケットで日常的に寿司が売られ、韓国人、中国人、イタリア人等が各々のレストランで寿司シェフとなっています。今や寿司ブームはヨーロッパ、中近東まで広がり世界的になっています。しかし米国の人々は1980年代前半までは、海にも出ないし魚も殆ど食べませんでした。彼等の多くはヨーロッパから渡って来たという理由で一貫して海に親しむ人々だと思いがちですが決してそうではありませんでした。当時、米国のスーパーマーケットで魚を探すのが大変でした。南米のブラジルやウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ等は現在も殆ど魚は食べません。

しかし、1990年代になると米国人は徐々に内陸から海岸線に移住し、現在では極端なほど海岸線に住むことを貴重視し、ボートで海に出て魚を多く食べる様になりました。現在アメリカ人口の80パーセントが海岸線に住んでいます。この現象は1982年にアメリカが独自に行った200カイリ宣言が契機となり、続いて1994年に国連が行った国際海洋法制定が決定的な契機となって起こった特別な現象です。

特に1994年から2004年までの10年間でアメリカにおける魚の消費量は10倍に増えました。1年に100社のスポーツボート会社が誕生し、現在では1500社がボートを製造しています。釣り具産業などの海洋関連産業の伸びも目を見張るばかりです。日本でのイオンデパートのような規模の釣具店が全米各地に展開しています。まさに「百聞は一見にしかず」です。全州民をボート製造技術者に育てようとするノースカロライナ州のような州が出現しています。多くの若者の夢はボーティング産業、釣り産業に参加することです。(*2009年のデーターはまだ発表されていません。)

米国でも、2007年に燃料は3倍~4倍に高騰致しました。しかしながらボーティングに参加した人々の数は2006年に比べ600万人増加しました。ボート所有者で2007年にボートを使用しなかった人は1%未満で、燃料高騰は殆ど影響を与えませんでした。経済不況へ本格的に突入した2008年ですら、ボーティングに参加した人の数は2007年より370万人増え、ボーティング参加者数はボーティング史上過去最高となりました。

米国では8家庭に1隻、何等かのボートを持ち、4家庭に1家庭、すなわち8000万人ものアメリカ人が年平均30日間、平均46km沖合まで釣りに出かけると発表されています。アメリカのボート業界の元締めである「NMMA」は、アメリカにおけるボート産業は今後も更に10年~20年は伸び続けるだろうと予測しています。今やボート産業基盤は自動車産業基盤と同様に、アメリカ社会での「生活産業基盤のもう一つの中心」としてしっかりと根を下ろしつつあります。

アジアで文明大転換の兆し

アメリカのこの様な「陸から海への全体的生活様式の転換」は、レジャーやスポーツ、アウトドアーとしての単なる外的生活スタイルのブームとして起こっている転換の領域を越えたものです。「生命の故郷である海に帰りたい」という人間本性の叫びが起こしている転換であると言っていいでしょう。アメリカの或る大きなスポーツボート会社は、ボート宣伝用カタログに「陸の終りが生命の出発点」というキャッチフレーズを掲げボート販売に成功しています。― 現在アメリカ人が海に対して抱く心を最も適切に表現しているスローガンの一つです。

アメリカのこの様な「現象」は文化的、歴史的背景の違いのある日本や韓国及びアジアでは起こらないのではないかという意見がありますが、それは当を得ていない観点だといえます。事実、韓国や台湾、中国や他の先進アジア諸国では、国を挙げて勢いよくマリンエンジン、マリン電気機器、ボート製造開発に力を投入したり大規模の国際ボートショウを開催しています。相対的にボート産業では日本は他のアジア諸国に遅れをとっているのが現状です。

今からでも遅くはありません。環太平洋時代・海洋時代の本格的な到来の為に日本は準備しなければなりません。多くの他の事に関してもそうであるように、日本人は欧米人よりはるかに優って海が人間の生命の故郷である事をよく理解できる国民だと思われます。日本人は海で生きる趣味生活の世界を、欧米人よりもっと多様に、深遠に、すばらしく、豊かに、そして緻密に味わうことの出来る海洋文明を創造できる国民だと思います。環太平洋時代の到来の旗手となるべき日本であることが間もなくはっきりしてくるでしょう。

― 経済不況の中で進む産業土台の転換 ―

海洋先端技術の開発こそ、陸上、航空先端技術開発の基礎

今日の経済不況克服の為の全人類的努力は、これまでの世界的産業構造の姿を根本から変貌させつつあります。陸上産業の象微もしくは代表である自動車産業は、世界的平準化や環境対応の方向に胎動しながらも、様々な分野でそれ自体で行き詰まり崩壊の徴候を見せています。

1989年、英国の食糧学者マイケル・クローフォードが魚介類にしか発見されない高質なたんぱく質DHA(ドコサヘキサエン酸)について着目し発表した頃から、人々は急速に魚介類オメガ3に着目する様になりました。食糧分野では陸上の肉と野菜中心主義の食生活から、魚介類と海藻類中心主義に変えようとする傾向が世界的に広がっています。

同様に、産業分野では、まず海洋産業を開発し海洋産業の発展を土台にしてこそ陸上産業、航空宇宙産業が真の意味で発展するという事に気付き海洋産業に目を向ける様になり始めました。海洋先端技術の開発は、陸上先端技術、航空宇宙先端技術を切り開く土台になります。例えば、自動車のナビ技術は航空機に由来すると思われがちですが、実のところ、大海原を航行する船のナビゲーターが航空機に活用され、それが自動車に活用されているのです。「ナビ」の語源は「海の航海術」に由来しています。

― 2012年は陸から海への世界史的転換点 ―

世界史的海洋文明時代の本格的な到来

環太平洋時代を構築するためには、イギリスの海洋立(強)国政策やアメリカの海洋強化政策(パックスアメリカーナ)やボーティング産業の発展とも違う、「更に進んだ真の海洋趣味産業の構築」が要求されます。環太平洋時代の構築は、単なる海洋レジャー産業のブームをおこすことではなく、海洋趣味生活のブームをおこすことから始まります。そういう意味で、35年前に行われた沖縄海洋博と2012年5月~7月に韓国で開催される麗水海洋博は根本的に違わなければなりません。

これからは1994年に行なわれた国際海洋法の制定に伴い、200カイリ大陸柵海域における「生活必需産業」としての「ボートを代表とする海洋趣味生活のための産業」の構築が、今や文明史的に願われている課題だからです。海洋博は単に沖縄の発展や麗水地域や韓国の発展という次元でのみとらえられるべき事ではありません。

環太平洋時代の到来を担う日・韓を中心とする全極東アジアの海洋政策の発展のための飛躍台として促えられるべきです。2012年に行われる韓国麗水での世界海洋博覧会は、今年5月1日から10月31日に開催される上海万国博覧会よりはるかに注目すべき、人類の未来志向的、総合的、より本質的重要性を持つ万博と位置づけられなければなりません。

― 株式会社 海洋平和のミッション ―

200カイリ海域が一日趣味生活圏になるために!

私達は、まず、南米の地政学的中心であるパラグアイにボート工場及び関連海洋趣味産業を興こし、パラグアイを中心として南米全体に海洋趣味生活ブームを起こすことを目指しています。高度な最先端のボート生産技術を現地に投入することによって世界的な生活平準化の起爆地をパラグアイに構築致します。同時に私達は南米パラグアイで生産された「絶対安全を目指す高品質なボートをより安く」日本市場・世界市場に提供し、海を愛する多くの方々の海洋趣味生活に貢献いたします。

21世紀・海洋時代のために創りだされた私達の新世紀ボートを日本各地の海岸線に配置し、世界の人々を魅了する、真の意味での美しい海洋国家に育てることによって、日本を世界的な海洋観光趣味生活大国にするために特別な努力を重ねることを目指します。

私達だけが持つビジョンとコンセプトに基づく、夢にまで見た理想のボート「海洋趣味生活ボート」をパラグアイで製造し、「Hobby World Marine」(ホビーワールドマリン)として日本でも本格的な販売を開始致しました。

無限の生産性をもち全人類的な繁栄をもたらす海洋趣味生活圏の構築を、海をこよなく愛する皆様と共に日本全土に展開していく決意です。本年度もどうぞよろしく御指導、御鞭撻の程をお願い申し上げます。 

2015年6月  株式会社 海洋平和プロジェクトオーナー 佐藤健雄

関連記事

プロダクト・ラインナップ

  1. TE288 卓越した経済性と秘めたパワー、同サイズのボートでは素晴らしく広いファイティング空間を持…
  2. TF242 Good Go TF242は、多くのフィッシャーマンがTE288の品質をより手軽に…
  3. TE2810 スペック(主要諸元) 全長 30´3&q…
  4. TE289 スペック(主要諸元) 全長 30´3&qu…
  5. ET180 近海や大きな河、湖などで、より経済的にしかも安心安全で安定した釣りを楽しめるように…
  6. ST161 このスキッフは小さな川や湾でのアットホームな楽しい釣りを提供します。他のヨットなど…
logo2016
supportactivity

海洋真時代 vol.7 2017年春季号

海洋講演会・第2弾!

Lecture2

海洋講演会・第1弾!

yokohama1

TOPICS

ページ上部へ戻る